【林が考える”野球が上手い”とは?】2023/09/27

林の想い

サロンメンバーの皆さん、こんにちは!
野球トレーナーの林泰祐です⚾

今回は、野球の技術論やトレーニングに関することではなく、僕の完全なる考えを共有していきたいと思います。

この記事に至った理由は、とあるサロンメンバーからの質問を頂いたためです。

以下が質問の文章です。

林さんお疲れ様です!
サロンの記事も毎日参考にさせていただいております。

ふと最近気になったことがあるのですが、「野球が上手い」とはどのような選手のことをいうのでしょうか?

・動きが綺麗(投げ方や捕球姿勢など)
・ホームランが打てる
・三振が取れる

などなど、様々なことが考えられますが、
林さんが思う「野球が上手い」はどうお考えになりますか?
ぜひ意見をお聞きしたいです!

ちなみにこれ、高校3年生からの質問です。

僕のサロンメンバーで、しかも高校生でこのような疑問を持つ力があるのは、本当に素晴らしいと思います。僕が高校3年で引退したときなんか、なにも考えずにひたすら練習量をこなしていただけでしたので、本当にポンコツでした(笑)

今回は、きちんと今の僕で回答できる100%で書いていきます。

野球が上手いを要素分解した方がいい

漠然とした内容に関してはまず、きちんと要素分解(もっと具体的に見る)していく必要があります。

野球の優劣を決めるのは以下の3つになると、僕は考えます。
①スキル的要素
②フィジカル的要素
③人間的要素

今回のメインテーマは3番目の『人間的要素』に絞っていきたいと思います。

その前に、①と②にも軽く触れていきますね。

スキル的要素

結論、野球が上手い選手をスキルの観点から見ると、以下のポイントが重要になります。
・再現性の高い動きを習熟している
・環境への適応能力が高い

再現性の高い動きとは、具体的に言えば、『毎回同じリリースを再現できる』のようなことになります。つまり、これは自分の体やフォームにフォーカスを向けることで、改善することが出来ます。

そのため、反復動作でバラツキのない動きができるかどうかが鍵になります。また、最近ではVBTツールを使用して筋力とパワーのバラツキをしっかりと計測しているので、フィジカル要素との関わりがとても重要になりそうな予感です。

スキルの要素として、もう一つ大事なのが『環境適応能力』になります。例えば、神宮球場のマウンドは良いけど、東京ドームだとどうしてもタイミングが合わない、といった状態は環境に適応できていない証拠です。

いくら自分の中でフォームが安定してきたとしても、それを、いつでもどこでも出来るようにならないと、パフォーマンスが高いとは言えません。

こうなってくると、トレーニングや練習では『自分の体以外に集中しつつ、動きを再現する』というものを取り入れなければなりません。それに適しているツールの1つが「ウォーターバッグ」になるわけです。

例えば、このトレーニングでは
・板の上という不安定な環境
・ウォーターバッグという予測不可能な負荷
・頭の上という自分の視界外で重さをコントロールする
と言った、自分の体にフォーカスしづらい環境でトレーニングを行っているわけです。

その中で、力みを出さずにスクワット動作ができるかどうかをゴールにしてくと、『環境適応能力』が上がっていきます。

以上の2つがスキルの観点から見た”上手い選手の条件”ということになります。

フィジカル的要素

ここは凄くシンプルです。
結論、野球に必要な筋力パワーが達しているかどうか、ということが重要になります。

いくらランニング量が多くても、スイングや投球数が多くても、筋力とパワーが足りないのであれば、それは野球のパフォーマンスが向上する条件を満たしていません。

具体的な数値は、今後の記事にしていこうと思います。

特に必要なのは『回旋パワー』とその伝達方法になります。

体の機能で、どこかしらが機能低下になることで、すべての連動が崩れてしまいます。
・可動域
・柔軟性
・安定性
・筋力/パワー etc
これらをすべて含んで『フィジカル』なのです。

僕のサロンで学んでいる皆さんにはぜひ、『フィジカル=筋力とパワーだけ』という間違った解釈は取り除いてください。

人間的要素

さて、今回のメインテーマになります。野球が上手い(または、上手くなる伸び代がある)選手の特徴を、僕なりの見解でお伝えします。

以下の3つのポイントを見ていきます。
①素直である
②目的と手段を間違えない
③周りを見ることが出来る

〈①素直である〉
まず、自分よりその分野で結果を出している人や、精通している人の意見を素直に聞き入れ、継続して行動できるかどうかが、大事な要素です。

例えば、僕はトレーナーとして12年目のキャリアを迎えるわけですが、その中で培った知識や経験を元にトレーニングやエクササイズの指導をしています。そのアウトプットを選手が自分なりに解釈しすぎると、お互いの優先順位がズレてしまい、パフォーマンスに繋がらないという現象が多々起きます。

まずは、言われたことを素直に継続してみましょう。

〈②目的と手段を間違えない〉
これは、選手の中であるあるの現象です。例えば、目的が『このチームのエースになって甲子園に導く』というものであり、それを達成するための手段が『球速140キロ』『キレのある変化球』を習得するはずなのに、いつしか練習を重ねていくと『球速を上げることが目的になっている』ことがあります。

これの良くないところは、球速が上がった時に、次の目標がなくなり、それを探すまでに無駄な時間を過ごしてしまうことになります。この時差は、本当に成長スピードを止めてしまうので、不要な時間なのです。

目的を見失わければ、目標が複数できて、優先順位をつけて課題を解決することが出来るのです。常に成長する未来を描けるため、モチベーションも下がりません。

〈③周りを見ることが出来る〉
これは誤解してほしくないのですが、『周りに気を遣う』ということではないです。常に自分の周りにアンテナを張って『リスクを回避する』能力を着けるために必要なのです。

極論、試合で勝つためにうまくなりたいわけですから、試合で負けるリスクを察知して回避できる選手がいるチームは勝つ確率が上がります。

ここぞという時の危険察知能力は、普段から周りを見ようとしているかどうかだけで、養われます。

それは、野球以外でなくても、通勤通学時のときなどもそうです。スマホばかり見て周りに意識が行かない場合、試合でも自分のことだけで精一杯でしょうね。

ちなみに、電車やバスでご年配や小さな子供に席を譲れない人は、周りを見れていないことが多いので、リスク回避能力は低いでしょうね。だって困っている人に気づいていないのだもの。

以上が人間的要素から見る”野球が上手い”選手の特徴でした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今回は、野球の技術論やトレーニングに関することではなく、『野球が上手い』という内容に関して、僕の考えを共有していきました。

ゴリゴリの林の主観ですが、少しでもサロンメンバーの皆さんの活動のヒントになればと思います。

Stay Strong
林泰祐

コメント

タイトルとURLをコピーしました